斎藤工の移動映画館ボランティア!監督のマダガスカルや熊本への思い

移動映画館

「セクシー」との呼び声も高い斎藤工さんが徹子の部屋に。

最近ではドラマやCMでその姿を見ない日が無いほどですね。

斎藤工さんは、俳優として幅広い役柄と演技で活躍されている一方でシネフィルとしても知られ、クリエイターとしても活躍されています。

映画のプロデューサーや助監督をされていた父親の影響もあり、斎藤工さんは映画の魅力に取り憑かれるのです。

 

短編映画の制作に始まり、初監督作品の『半分ノ世界』では国際エミー賞デジタル部門にノミネートされます。そして、初の長編映画の監督を務めた『blank13』では第20回上海国際映画祭では最優秀監督賞を受賞している程に映画への思いは強いのです。

そんな才能豊かな斎藤工さんが現在、情熱を傾けているのが、自身が主催する移動映画館『cinéma bird』の活動です。

一体どの様な思いでどの様な活動をされているのでしょうか?

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斎藤工の移動映画館とマダガスカルなどへの思い

小規模映画館の数は減少の一途を辿っています。

大型の映画館が増える一方で小規模映画館は減っているのです。

映画館のない地域に住む人たちに向け、斎藤工さんは「移動映画館cinema bird」という活動を続けています。

 

移動というと車で行って車で何かをする「移動式」ことをイメージされる方もいるかもしれませんがそうではありません。

映画館のない場所で映画を上映する活動のことを移動映画と言います。

例えば、小学校やお寺やスペースの広い場所などで映画を上映する即席のミニシアターのことです。

日本国内で続けていた移動映画館の活動にJICA(国際協力機構)とテレビ局が賛同します。移動映画館をマダガスカルの子どもたちのためにして欲しいと依頼を受けるのです。

2017年1月、JICAの思いを受け取った斎藤工さんは、パリでの仕事を終えた後、マダガスカル島に向かいます。

マダガスカル島は第七の大陸とも呼ばれる神秘の島です。バオバブの木を思い浮かべるのではないでしょうか?

アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋の西部に位置する島です。マダガスカル共和国の領土となっています。

“自分にできることは何だろう”

「映画館のない地域に移動映画館を持って行って上映の場を作る

マダガスカルの子どもに向けて移動映画館開催するだけでなく体験型の映画の機会を作るのです。

マダガスカルの子どもたちに映画の全てを体験させる

斎藤工さんの考えは、映画作品を持って行って観てもらうだけではありませんでした。

  1. 映像を子ども達みんなで作ってもらう
  2. 子どもたちに未来の自分を心に描いてもらう
  3. 子どもたち自身がどうなっていきたいか考えてもらう

子どもたちにとっても初めての経験です。

映画を観るだけではなく、映画を作る人がいることも知ることとなるのです。

ストーリーができたら次には役割分担をします。

  • 演じる人
  • 撮影する人
  • 監督をする人
  • 録音をする人
  • ヘアメイクさん

1つの映画を作るためには沢山の役割があって、それを体験してもらうことが狙いでした。

映画は単に与えられるものではなく、協業でできるものであり、その数だけ職業があることも知ってもらうためでした。

マダガスカル島の中しか知らない発展途上国の子どもたちは、映画を通して世界を知ることとなります。

世界には沢山の役割や職業があることを知ります。

移動映画館は住んでいる地域や場所によってその内容や持つ意味が変わるとの思いで臨まれたようです。

映画を体験させることを通じて、マダガスカルの子どもたちには「興奮」があったと、斎藤工さんは語っています。

映画の制作に携わった上、上映される映画には子どもたち自身が出演しているのですから、誰だって楽しくないわけがありませんよね。

映画館のない地域に映画を届けるための移動映画館は斎藤工さんの映画に対するリスペクトと愛情に他ならないのです。

また、この活動を通してアクターであることよりも、本当はみんなで映画という娯楽をを共有していくことが自身の性に合っているのだと再確認できたそうです。

同じ空間で感動を共有しあう。また、劇場体験を届けるといったことが斎藤工さんの移動映画館のも目的であり、それが斎藤工さん自身が映画を楽しむことにつながるのです。

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斎藤工の移動映画館のボランティア開催地

2015年に斎藤工さんの発案で始まった移動映画館の取り組みは継続的に開催されています。

「とにかく裏方に徹していたい」

一貫してこの思いで移動映画を実施されているようです。

イベント中は観客に対しての配慮も忘れません。自分自身はホストとして徹しています。居心地の良い空間のために子どもたちに対しての気遣いも忘れません。

テントや仮設トイレの設置。座布団やヒーターなどでの防寒対策などの準備にも配慮が十分です。

移動映画館プロジェクトにはテーマソングもあり、また、多くのお笑い芸人やアーティストも協力しています。

斎藤工さんの思いに呼応してくれているのです。

 

第一回はcinema birdの第1弾が開催された宮城県石巻市で開催

熊本県では山鹿市にある国指定重要文化財の八千代座で開催

熊本県熊本県上益城郡益城町立津森小学校で開催

福島県南相馬、マダガスカル、カンボジア、パラグアイなどでも移動映画館を開催しています。

パラグアイの訪問ではマテ茶にハマっていますね。

斎藤工愛飲のマテ茶とは?効能効果に便秘とがんもに詳しく書いていますのであわせてお読み下さい。

斎藤工の映画監督の経歴

第20回上海国際映画祭(アジア新人賞部門):最優秀監督賞受賞(日本人俳優として初)

第15回ウラジオストク国際映画祭:最優秀男優賞トリプル受賞(高橋一生、リリー・フランキー、斎藤工の3人)(日本人初&映画祭史上初)、

第3回シドニー・インディ映画祭:最優秀脚本賞/最優秀楽曲賞/最優秀編集賞/最優秀ドラマ賞(4部門にノミネート)、最優秀脚本賞を受賞

など俳優でも沢山の賞を受賞されていますが監督としての活躍も目覚ましいものがありますね。

まとめ

以前、斎藤工さんが“さんまのまんま”に出演された時、映画に対する熱い思いを語りました。

そのマニアックな語りに、「こいつモテへんわ」とさんまさんがツッコむ程でした。

確かにその通りだと感じます。

移動映画館にしてもモテるためにやっていないんですね。

強い自分自身の信念のためにやっているのです。信念というよりは斎藤工さんが一番映画を楽しめる方法の一つが移動映画館の開催なのかもしれません。

各地での移動映画館の開催、マダガスカル島での子どもたちへの映画体験のプレゼントは斎藤工さん自身の生き様そのものではないでしょうか?

自身が映画監督を務めていますが、一人でできることではありません。

それぞれに役割分担があって、それぞれが役割を果たすことで素晴らしい映画が出来上がります。

斎藤工さん自身が映画を通して得た学びをそのまま子どもたちに贈ったのかもしれませんね。

まるで映画への恩返しの様にさえ思えますが、この活動はこれからも続くのでしょう。

映画の魅力はみんなで楽しむことそれ自体なのかもしれませんね。

 

お読み頂きありがとうございました。

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