
驚異の両声オペラとも言われるマリアセレンさん。
美しい歌声に魅せられた方も多いのではないでしょうか?
最近ではLINEペイのCMをはじめ数々のテレビ番組にも出演されていています。
2020年のオリンピックを前に、今後が楽しみなアーティストの一人です。
全体から醸し出す雰囲気もサッパリしている感じがしてとても好感が持てますよね。
今のマリアセレンさんをしっかり見ておくと今後の活躍をより楽しんで頂けます。
彼女の魅力を支えるものには一体何があるのでしょうか。
マリアセレンさんの性別や両声の美声動画や経歴まで魅力をたっぷりと紹介します。
マリアセレンの両声の動画
とても印象深いCMですね。LINEペイのCMです。
カウンターテナーとテノールを自由自在に使い分ける技術には圧倒されますね。
マリアセレンの性別は?
マリアセレンさんは現在は女性でしょうか。
ニューハーフとして活躍していた時代があります。
そして、出生の時には男性でした。
マリアセレンの男女への振り分けは野暮なのかもしれません。マリアセレンさんは「マリアセレン」なのです。
マリアセレンさんを発掘したコシノジュンコ氏は語ります。
無機質な存在
「(マリアセレンさんは)無機質です。男とか女とか振り分けることではなく。別に男とか女の目で見る必要はないのではないのでしょうか。不思議な、独特な感性で、その人のフィーリングで見ます。一般には、あの人は男、あの人は女とか、人はどちらと決めたがるけれど。(マリアセレンは男や女といった枠にはまらないことで)全く違和感ありません」出典:朝日新聞社のクラウドファンディングサイト
まさにおっしゃる通りですね。歌声を聞く限り、ステージを見る限り、性別の必要性を感じません。
もっと言えば国籍も関係ない、外国人でもないし日本人でもないのです。無機質なのです。
マリアセレンなのです。
また、コシノジュンコ氏はマリアセレンに対して“名前を探す永遠の旅”との表現も使っています。「自分の名前探しを永遠のテーマにすればいいのでは・・」とも語っています。
後の章でも触れますが、沢山の人の思いが今のマリアセレンを作っています。もしも更なる孵化(ふか)の必要があれば名前が変わることもあるのかもしれませんね。
マリアセレンの初期設定に“性別”はプログラムされていないようです。
上の動画はMaria Seiren Fan Clubで公開されている動画ですがまさに驚異の歌唱力ですね。
マリアセレンのプロフィールや学歴は?
彼女の現在は多くの素晴らしい出会いが作ってくれています。
彼女を1つの作品とすれば、経歴を辿ることで多くの作者が存在することがわかります。
マリアセレンさんの出身は東京です。
今の歌声を培ったのは高校時代のこと。合唱部に所属して唱ったことにはじまります。
高校卒業後の進路には音大の声楽を目指します。しかし、やむなく断念することとなります。テーマパークに就職後にニューハーフの世界に入ります。
ニューハーフ時代は「Haruka(ハルカ)」の名を持ちます。マリアセレンになるまではHarukaとしてその時が来るのを待ちます。
コシノジュンコのファッションショーに出演
活躍の場をショーパブなどに求め多くの有力者からも認められるところとなります。
そのなかでもファッションデザイナーのコシノジュンコさんとの出会いは1つの大きな基点となります。同氏が最大の理解者であり支援者となることで各種パーティやファンションショーへの出演の機会を得ることとなります。
実力は折り紙付きでした。出演機会が増えれば増えるほど、露出の機会が増えれば増えるほど知名度は増していきます。
youtube動画で世界に
youtube動画によりさらに世界的にもその名が知れ渡ります。
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を熱唱する動画をアップしたのは2013年11月のことでした。現在までに再生回数は670万回を超えました。
個人がメディアを持つことができる今では才能は見つかってしまうものなのかもしれませんね。ピコ太郎の才能が世界に知られたのもyoutube動画ですね。
マーケティング会社植村社長との出会い
ここからが正念場です。
マーケティングのコンサル会社の社長に見出されます。すでに多くの人に見出された彼女はここから3年を掛けて本格的な訓練を開始します。
まだまだ無骨にも見えた素材を磨きにかかるのです。
3年間の武者修行の如きトレーニング
全ては彼女のために用意されました。
彼女をマリアセレンとして世界に送り出す準備は開始したのです。
準備に余念はありませんでした。
- 発声法や歌唱法
- オペラ用にイタリア語の発音訓練
- 能の基本所作
までトレーニングを重ねていきます。
能の訓練までしているところにもマリアセレンへの凄まじい思いを感じませんでしょうか。
1アーティストであり1コンテンツとしてのブランディングの準備への余念のない期間を経て、彼女のための舞台を作りあげていきます。
マリアセレン談:
「歌うための腹筋の使い方や呼吸など、これまで自己流だったと身に染みて感じた。無駄をそぎ落とした能の動きは、まだ発展途上。まるでトレーニングセンターに缶詰めされたような厳しいレッスンだった」 出典:デジタル毎日
こうしてオペラ歌手、マリアセレンが誕生します。
まとめ
日本から新しいジャンルを開く世界のマリアセレンを紹介しました。
記事の途中からマリアセレンさんではなくマリアセレンなのだなあと理解した次第です。
様々な人からその魅力的な歌声を支えられています。きっと人柄も良いのでしょう。
厳しい訓練も受けられた様ですね。それに耐え抜いた潔さが声に表れているのでしょうか。
素直に心に届いてきませんか?
マリアセレンさんは夢を一つ叶えられたのでしょうか。まだ叶える途中の発展途上なのかもしれませんね。
多くの方の求めに応える責任感も人一倍強いのでしょう。
でも、様々な圧力は半端ないものなのではとも感じます。
美しい歌声をずっと聞いていたいオーディエンスのためにも無理のない形でこれからの活躍を進めていってもらいたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
男の声で歌っている時は普通にまあまあのテナー、イタリア語も綺麗。女声の時発音しにくそうなのは何故?やはり本当のカウンターテナーではないから。
高い声が可笑しすぎる!
そうなんですね。あまり分からないから私なんてインパクトで持っていかれちゃいます。