
右足首のけがと戦っている羽生結弦選手が団体戦を回避することとなりました。
日に平昌冬季オリンピックの開催は、2018年2月9日から2月25日までの17日間とります。
フィギアスケートの団体戦は2月9日からです。
それからわずか7日後の個人戦に照準を合わせることになりそうです。
この一週間の違い。
わずか一週間で状態を仕上げて金メダル獲得に臨むのですね。
心労やプレッシャーはいかばかりでしょうか。
最終調整段階の平昌冬季オリンピックフィギュアスケート日本代表の羽生結弦選手について紹介します。
過去の戦績や4回転ジャンプの内容とも比較してみましょう。
フィギュア羽生結弦4回転ルッツと団体戦は回避?
オーサー・コーチによると、団体戦は回避することになりそうです。
これは羽生選手の次の思いにあります。
「連覇」
どんな意味があるでしょう。
男子66年ぶりの五輪連覇!!
今回のオリンピックで金メダルを獲得することは男子で66年ぶりの連覇となる快挙なのです。
羽生結弦選手にとってみれば、記録的偉業などは関係はなく、単に勝つことが定めなだけかもしれませんね。
何としても連覇を成し遂げる。そのためには100%の力を出し切る必要があります。
団体戦は他の有能なメンバーに託し、個人での「金」に集中するのですね。
羽生選手の練習の再開はいつ?
羽生結弦選手の練習の再開は2018年1月上旬のことです。
4回転ジャンプでは次の練習をしています。
- ループ 12.0(基礎点)
- サルコウ 10.5(基礎点)
- トーループ 10.3(基礎点)
これら3種類の4回転ジャンプの練習しています。
- 曲をかけた練習
- スタミナを戻す練習
も行なっています。
羽生結弦選手の得意としてきた4回転ルッツは回避する予定です。
- ルッツ 13.6(基礎点)
4回転ルッツは今回の故障となった大技です。
羽生結弦選手の平昌冬季オリンピック
- 団体戦は回避
- 4回転ルッツは回避
羽生結弦はルッツなしで金メダルを狙えるのか?
ブライアン・オーサー・コーチは、4回転ルッツ以外のジャンプについては、“いい状態でトレーニングもよくできている”旨の話をしています。
また、羽生結弦選手の回復ぶりやトレーニング姿勢についても、驚いている様子で、「金メダルが狙える」と太鼓判を押すほどです。
それにはこれまでの羽生結弦選手の結果という根拠があります。
羽生結弦の4回転ルッツなしでの近年の戦績
いずれもフリースケーティングの戦績とジャンプの内容となります。
比較してみましょう。
2015年:ISUグランプリファイナル(バルセロナ)
- 4回転トーループ
- 4回転サルコー
2種類3本構成
219.48点(当時のフリー世界最高点)
2017年:世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ)
- 4回転トーループ
- 4回転サルコー
- 4回転ループ(追加)
3種4本構成で
223.20点(最高点を更新)
いずれも4回転ルッツは入っていません。
その中で金メダルを獲得しているのです。
羽生結弦のソチオリンピックの得点は?
ソチオリンピック(2014年)では金メダルを獲得しました。
年々レベルが上がっているフィギアスケートにあって、過去の得点と単純に比較することはできませんが、参考にみておきましょう。
ソチオリンピックの羽生結弦選手の得点
ソチオリンピックの羽生結弦選手の得点は以下の通りです。
日本人初のオリンピック金メダルを獲得します。
ショートプログラム:101.45点
フリースケーティング:178.64点
ちょっと凄すぎますよね。
進化の具合が本当に半端ありません。
ソチからどんどん得点が上がっていっています。
確かにソチでは何度も転倒はしたのですが、それにしても、レベルの上がり方には驚きです。
今の比較だけみましても、
178.64 →219.48 →223.20
他の選手が羽生結弦選手の背中を見て育ち、羽生結弦選手追いついてきています。
ネイサン・チェンしかり、宇野昌磨しかりです。
2017年2月14日~19日で開催された四大陸フィギュアスケート選手権のシングルでは、初出場のネイサン・チェンが、フリースケーティングで5度の4回転ジャンプを成功させて優勝しています。
この時の得点は204.34点でした。
ショートプログラム1位に!
→結局サルコーで111.68をとり1位に!
圧巻でした。
空気が変わる。
演技が終われば会場がスタンディングオベーション。
悲鳴のような歓声。
感動的でした。
羽生結弦個人戦に照準!右足首のけがは?
構成についてはルッツを外すこととなるのかもしれませんね。
しかし、十分金メダルを狙えることがわかりました。
最後はやはりコンディションですね。
コンディションといいますと、通常はメンタルとか技術とかも大事ですが、こと羽生結弦選手にとってはケガの状態だけですね。
- 2月9日の団体戦には一週間ほど間に合わなかった。
- 2月16日のショートプログラムには間に合わせる。
コーチいわく、ケガの状態は良いそうです。
これまでのリハビリの全てが羽生結弦の最高の演技のための演出であったと言える様な姿を待ち望んでいます。
それでは、2月16日を楽しみに待ちましょう。
→結局サルコーで111.68をとり1位に!
おめでとうございます!
最後までお読み頂きありがとうございました。