
2014年3月に春日野部屋に春日野部屋に入門した矢作嵐さんが独占取材に応えました。
非常に根深い問題を抱えている相撲協会です。
新たな事件が発覚していましたが、本人が告白をしました。
一体どのような暴力があり、それに対してどの様な対応があったのでしょうか?
春日野部屋での暴行傷害の内容とは?
入門から半年後2014年9月のことです。
22:00-11:30の間で「話がある」と先輩に呼ばれます。
- 嵐さん:「何の話でしょうか」
- 先輩:「掃除の話がある」
矢作嵐さん以下の下っ端を集めさせられます。
そして、布団を引いて寝ようとしたら隣に現れて、脱衣所で殴られたのです。
暴行の詳細は?
- 左の顎を1発殴られます。グーパンチです。
メガネが飛びます。
メガネを取ろうとした所、さらに、
- 右を1発:顎を殴られます。
そして、
- メガネつけた後に膝蹴りを5発やられます。
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その時にすでに顎はズレていたと本人は感じています。
右の顎がひどく負傷し激痛に苦しみます。
骨が肉に刺さっている状態でした。
春日野部屋からタクシーで逃亡するも「戻ってこい」
2日後に嵐さんは部屋から逃げ出しました。
タクシーで自宅に戻ります。
この時にはじめて暴行事件が発覚して明るみに出るのです。
春日親方から嵐さんの父へ電話が
嵐さんの父に春日野親方から電話が来ます。
春日野親方:「暴力事件があったみたいでもうしわけありません」
その後、嵐さんに替わるように言われます。
- 矢作嵐さん:「やめます」
- 春日野親方:「いいから戻ってこい」、「父に代わってくれ」
お父さんに再度電話を替わります。
- 春日野親方:「病院連れて行くんで返して下さい。」
一旦は辞めると言ったものの、戻るように言われて春日部屋に戻ります。
対応を誤り傷害だけではなく障害も
「(兄弟子が)整体に行くからお前も一緒に行ってこい」
春日野親方に促されるまま、病院ではなく整体に行くこととなります。
整体では顎を持たれて“カンッ”と顎を入れられるのです。
痛みはさらに悪化します。
おそらくは、殴られた時にすでに骨折していたと本人は語ります。
骨折していたものを無理に顎を上に押し込んだのです。
通常であればそのまま救急車でも全然おかしくないでしょう。
矢作嵐さん自ら大学病院へ
自ら大学病院へ行き診察を受けます。
医者の前で口開けると、即入院が決定します。
すぐに手術が必要!と5日後に手術を受けます。
「全治一年六ヶ月」の診断が下されます。
嵐さんが言うには
- オトガイを損傷
- 右側の顎に2箇所にチタンプレート
- 右側の顎に1箇所にチタンプレート
これらの症状と処置がされます。
最初から大学病院に行っていたならここまでひどくは無かったのではないでしょうか?
春日親方の対応の判断ミスが
嵐さんの症状と味覚障害
嵐さんの状態はかなり悪い状態です。
味覚障害まで残り、一生涯治ることはないと本人が言っています。
- 痛みは奥歯にある。
- 少しの振動でも痛い。
- 口の中の全域で味が分からない。
- お茶の味もしない。
- ただ液体を体に入れている感じの状態。
- 味覚障害は死ぬまで治らない。
相撲から暴力は消えない?
相撲界の暴力は消えないと嵐さんは語ります。
- 道場では可愛がり
- 外では親方が見ていない所でやられる
まとめ
今も歯を動かすだけでも痛い。
味覚障害は一生治らない。
相撲が好きで入った春日野部屋です。
純粋に相撲を楽しめる日はいつくるのでしょうか?
矢作嵐さんも相撲が大好きで部屋に入りました。
入門当時の同期も同じようにやられていたそうです。
相撲界から消え去る日はくるのでしょうか?
春日野親方は暴行事件を報告していませんでした。
2011年には弟子をゴルフクラブで殴って協会から厳重注意を受けています。
今回の件で嵐さんは部屋に対しての刑事告訴していますが、不起訴処分になっています。
暴行事件の加害者である兄弟子は懲役3年執行猶予4年の判決を受けています。
最後までお読み頂きありがとうございました。