丸山ワクチンとは?効果の実例と口コミ体験談!費用や有名人は?

丸山ワクチン

末期患者の方はわらにもすがる思いの方も多いでしょう。

わたしの母は50歳を前にがんで他界しましたが、様々な方法を用いました。

1本1万円もするドリンクがダンボールで数十本、家にあったのを覚えています。

親父がどこかから買ってきたものでした。

当時はまだネットで検索することもありませんでしたから、丸山ワクチンのことも知りませんでした。

知っていれば確実に試していたでしょう。

丸山ワクチンとは何なのでしょうか?効果はあるのでしょうか?

実例の口コミや体験談なども紹介していきます。

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丸山ワクチンとは何?

丸山ワクチン

丸山ワクチンの丸山とは日本医科大学皮膚科教授だった「丸山」千里博士の丸山と丸山博士が開発したがん免疫療法剤であるワクチンのことを呼びます。

特徴は、「免疫療法」を用いているところです。

がん細胞を退治することを目的とするのではなく、人間が本来持つ免疫力を高めることによってがんを抑える治療法です。

そのためのワクチンが丸山ワクチンなのです。

  • 色:無色透明
  • 使用方法:皮下注射液
  • 主成分:リポアラビノマンナン(ヒト型結核菌から抽出)
    ➠多糖体と核酸、脂質

丸山ワクチンの開発の経緯

もともとは皮膚結核の治療のために1944年に開発されました。

その後は

  • 肺結核
  • ハンセン病

の治療にも用いられます。

厚生省が不承認の丸山ワクチン

歴史のかなり古い丸山ワクチンですが、現在に至るまで厚生労働省の承認を得ていません。

不承認のワクチンということになります。

「末期のがん患者に効果がある!」

丸山ワクチンの支持者の方々はこの様に主張していますが、薬効の証明ができていないのが実のところです。

支持者は嘆願署名運動などを行い、これらは国会でも取り上げられました。

ゼリア新薬工業が厚生省(1976年当時)に承認申請

1976年11月にはゼリア新薬工業が当時の厚生省に承認申請を行います。
しかし、5年の歳月を経て出た答えは「NO」でした。

厚生省が「抗悪性腫瘍剤」としての丸山ワクチンを不承認としたのです。

1991年には同じくゼリア新薬工業のアンサー20が承認されます。これは丸山ワクチンと同成分ではあるものの、承認内容は白血球減少症に対してのもので、抗悪性腫瘍剤としてのものではありません。

「ガンの特効薬」の様なものとしては承認されていないばかりか、ガンの薬としても認められていないのです。

異例の有償治験薬(有料の治験薬)としての供給が認められています。

ガンの薬としては承認されませんでしたが、「研究継続の対象」との位置付けで患者への供給は認められます。

有償治験薬として患者に供給することは異例のこととなります。

条件としては以下の3点です。

  1. 治験承諾書
  2. SSM治験登録書
  3. 治験をしてくれる医師をみつける

この3つが整っていれば丸山ワクチンを受けることができるのです。

1.治験承諾書とは、担当医師から丸山ワクチンを受けることの承諾書をもらうことです。

2.SSM治験登録書とは、この書類を提出するまでの治療経過を記載するものとなります。

医師によっては丸山ワクチンの治験薬としての使用を受けてくれないこともある様です。しかし、そんなに頑(かたく)なに受けてくれないこともないようです。

開業医などでの使用もできますし、注射をするだけですのでお近くのかかりつけの病院で相談してみても良いでしょう。

末期患者のたっての希望の場合があるため、それに応じてあげたい医師の思いもあります。

ただ、通常の化学療法や放射線療法と並行して丸山ワクチンを使用するケースも多いようです。

この場合は何がどう効果があったのかはわかりません。

現在までに40万人を越えるがん患者が丸山ワクチンを使用しています。

■書類の提出先は以下の通りです。

初回は来院を求められますが診察はありませんので代理の方が行くのが通常です。

住所:〒113-8706
東京都文京区千駄木1-1-5
日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設

電話: 03-5814-6996(直通) 03-3822-2131(代表)

また、医師の探し方がわからない場合などは家族会なども充実していますのでお気軽に相談されたらよいでしょう。

丸山ワクチン患者・家族の会

医師が見つからず、お困りの場合は「患者・家族の会」にご相談になることも一つの 方法でしょう。

電話:03-3823-4620
受付日:ワクチン療法研究施設に同じ、月・火・木、9:00~13:00
(祝祭日、年末年始12/30~1/4、日本医科大学の創立記念日4/15は休み)

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丸山ワクチンの効果は?

丸山ワクチン

治験薬としての使用はされていますが、治験段階であるため、現在はまだ効果をうたうことはできません。

いくら多くの体験があっても科学的な根拠がなければがんの治療薬としての認可はおりないのですね。

そんな中、2014年には大変貴重な臨床試験のデータが出てきています。

「放射線治療を受ける国内の子宮頸がんの患者さん249人に、丸山ワクチンと同じ成分の薬(試験薬剤コード名はZ―100)を併用投与して、プラセボ(偽薬)との比較試験を行ったところ、Z―100を投与した患者さんの5年生存率が使わない患者さんより10%も上回っていたことが分かりました。これは他の抗がん剤や分子標的薬ではほとんどあり得ない数字です」埼玉医科大学国際医療センター教授(婦人科腫瘍科)の藤原恵一氏

プラセボとはプラセボ効果との言葉もありますが、偽薬のことですね。

実際には効果のない無害なものを薬として患者に与える時に使用します。

プラセボと比較したところ、5年生存率が10%も上回った結果が出ているのです。5年生存率とは5年後の生存率のことです。

例えば100人の患者がいて、5年生存率が50%であれば50人が生存しているということですね。

また、濃度の臨床試験も三段階に分けて行われました。ワクチンが高用量であるほど生存率が悪いという結果がでています。

低用量時の子宮頸がんの予後が良いという結果は驚くべき結果なのです。

低用量の方が生存率が高かったのです。ただしこちらも、生存率が低い結果であっても従来の放射線治療のみの生存率と変わらないものです。

これらの結果はASCO(米国臨床腫瘍学会年次集会)でも報告されました。結果、「統計学的には意味のある差とはいえない」との判断が下されました。臨床対象患者のがんの進行度にばらつきがあったためでした。

しかし、手応えは確実に感じているため、今後は有意な差を得るためにも対象を絞って臨床試験をしていくようです。

  • 末期の子宮頸がん患者に限定
  • 臨床試験の範囲はアジア各国

がん治療の特効薬としての承認を得るのにはまだまだ時間は掛かりそうです。

しかし、丸山ワクチンは免疫賦活剤であるため、がんの種類を選ばないことも理論上は考えることも無理はないようですので楽しみです。

丸山ワクチンの費用は?保険は適用するの?

丸山ワクチン

丸山ワクチンは先に述べましたが、異例の有償治験薬(有料の治験薬)として患者への供給が認められています。保険は適用しません。

費用:9720円(税込み)/1クール
1クール:40日分、20本

週3回注射をするために通院することとなります。

年間で換算しますと、88,000円程度ですね。

この金額に通院時の技術料と文書料などが加算されることとなります。

通院可能なかかりつけ病院で注射をしてもらうといいでしょう。

正直、個人差もありますがそんなに高いとは思われないのではないでしょうか。

たとえ治験対象者の進行具合にばらつきがあったとしても、子宮頸がんの5年生存率が10%もUPしたデータもあるわけですからね。

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丸山ワクチン実例と口コミ体験談!有名人は?

丸山ワクチンにはとても多くの体験談があります。

いくつか紹介します。

「丸山ワクチンで生かされています」2017/03/26
2009年にトリプルネガティブの乳がんになりました。初期の段階でしたが、悪性度が高いためか、主治医からは再発すれば半年もたないかもしれないと言われました。
術後は抗がん剤投与や放射線治療はしませんでした。退院後すぐに、自分で日本医科大学ワクチンをいただきに行きました。仕事を持ちながら、週に3回の丸山ワクチンを接種し、現在に至っております。
定期検査では今のところ再発は認められておりません。これも全て丸山ワクチンのおかげだと思っています。今後も続けられる限り、丸山ワクチンを続けていきたいと思います。

「40年前の体験です」2017/03/04
骨肉腫と診断されたのは、17歳8カ月の時でした。————-
父が丸山ワクチンを試すように言ってきました。当時私は下宿生活でしたので、近所の八代労災病院で注射を打ってもらいました。7カ月ほどの丸山ワクチンの体験でした。副作用は全くなく、快適に病後を過ごせました。
私が入院した病院の看護婦さんの話では、毎年一人ぐらい骨肉腫で入院してきてるが、全員亡くなったとの話でした。だから私は生きる事は望めないと思ってました。
現在、58歳。再発もなく、生きているのは丸山ワクチンのおかげだと思い、生きてきました。
今回、父の友人がステージ4の舌癌と診断され、免疫療法などで、小さくはなったけれども、まだ完治ではないそうです。丸山ワクチンの話をすると、情報を教えて欲しいとのことで、このホームページに辿り着き、体験談の投稿になりました。
丸山ワクチン関係者の方々にはとても感謝しています。
現在4人のおじいちゃんです。

「私は45年間生き延びました」2017/02/15
私は昭和46年5月、39歳の時、商品の配達をしておりましたが、何の痛みも苦痛もないままに血尿が出ましたので、近所の病院へ行って検査を受けました。ところが結果は腎嚢胞(のうほう)とのこと。癌センターに行って検査を受けても同じでした。
ところが次の年の2月、激しい痛みを感じ、別の病院に行きましたところ、尿管が詰まった手遅れの腎臓癌とのこと。1ヶ月後に手術を受けましたが、癌は肺にも転移しているので、余命は3ヶ月ぐらいだろうとのことで退院しました。
この後間もなく、文藝春秋で丸山ワクチンを知り、早速日本医大病院に行きました。そして博士と1対1でお話を聞き、すぐさまワクチンを戴いて帰り、以来5年間注射を続け、国立工業高等専門学校に就職し、卒業生の公務員合格者を全国64高専中第一位をはじめ、2位3位などを10年間続け、大学以上の成績を挙げました。
定年後は企業で4年間働き、その後は田舎に引っ越してホームページを開き、以来17年間、ワクチンの宣伝を続けて参りました。この宣伝は、丸山先生のお言葉に従ってのことでした。
そして現在84歳、元氣でパソコンを操作し続けております。癌は怖い病気ではなくなりました。早期発見であれば、丸山ワクチンで完治します。副作用はありません。詳しくは、私のホームページ『末保呂場』をお読み下さい。あなたの前途は、大きく開けて来ることでしょう。手遅れの場合にも、痛みや苦しみがないままに、穏やかにお別れが出来る筈です。

「丸山ワクチンありがとう」2017/01/11
抗がん剤は反対の親戚のお兄ちゃんが、丸山ワクチンがいいと手続きをしてくれて、父は丸山ワクチンを打ち始めました。
今それから4か月がたちますが、がんが小さくなり、主治医の先生にも「これから長いつきあいになりそうですね」と笑顔で言われました。別の病院の先生にも「あなたは丸山ワクチンが効いた一万人に一人の人だ」と「CTをみても普通の人と変わらない」と言われました。
好きだったたばこも止め、食欲もでて10Kやせた体重もまた2K戻ってきました。ここまでよくなったのは、丸山ワクチンのおかげです。ありがとうございました。

丸山ワクチンの体験には驚かされます。

丸山ワクチンに関しては、認可がおりていないこともあり、患者・家族会などが充実しているのもいいですね。

こちらで共に戦う同志をみつけられた方もいるようです。

沢山の体験を聞くこともでき、直接がんとの闘病を聞くこともでき励まされるようですね。

免疫力を強めるのが丸山ワクチンですが、周囲の同じくがんと戦う同志の存在も免疫力を高めてくれる存在になるのではないでしょうか。

丸山ワクチンを使用した有名人は探すことはできませんでした。

認可がおりていないこともあり、あまり公表するのも適当ではないのかもしれませんね。

有名人は利権と絡みやすいので、有名人の体験などがないこともリアルでした。

正直、何の得もないでしょうからね。

それに、良くなった方も承認が下りていないものでがんが良くなったとは責任の観点からも公表することは困難でしょう。

丸山ワクチンのまとめ

丸山ワクチンとは何か?について見てきました。

がんというと樹木希林さんのことを思い浮かべます。

「がんの治療を一切していないししない」と言っていました。

年齢もあるのかもしれませんが、覚悟のある選択だなと思ったものです。

それを聞いてからは、わたしもがんになった時には治療を受けないと決めていました。

丸山ワクチンは早期に使用して効果があった体験談も沢山あります。

何人も抗がん剤の投与の治療を受ける人を見てきました。

母の場合はとても安らかな臨終でした。

他の方の葬儀でやせ細った姿を見た時には何ともいえない気持ちになりました。

抗がん剤で快方に向かった人をあまり見たことがありません。

もし、わたしががんになった時には丸山ワクチンを受けてみようと思います。

参考になれば幸いです。

 

がんに対しては様々な補助食品などがありますね。

健康に対する補助食品としてのマテ茶についてはこちらに詳しく書いています。

併せてお読みください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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コメント

  1. 最後の頼みの綱 より:

    私の父は最近、末期の進行癌の診断を受けました。。
    2014年に肝臓癌が見つかり、過去2回の陽子線治療を受けました。
    その後、3年ほどは再発がありませんでした。
    しかし10日ほど前、肝臓と肺の転移癌が判明。
    悪化が極めて早く、担当医は既に行える治療がないと宣告。
    私の勧めで、丸山ワクチンを使用することに。
    幸い、近場の協力病院を得ました。
    明日、必要書類をもって日医大へ行くことになっております。
    近日中に投与が始まる見込みです。
    まだ、予断を許さないものの、少なくとも良い方向に動き始めました。
    同ワクチンの開発者丸山千里博士。
    それを広めるための広報に尽力されているご子息。
    投与への協力病院の方々に、厚く感謝しております。

    1. middleaged より:

      コメントを頂きありがとうございます。
      しばらくブログを放っておいてすみません。

      話は少し変わりますが、ガンの好物は糖なんて話がありますがなかなか信ぴょう性のある言葉と感じています。
      餌を与えなければよいとの考え方での防衛と消滅に持ち込むことは理にかなっていると思います。この考え方からいうと抗がん剤さえ餌に該当してしまうとかしないとか・・。
      食事でいうところのケトン食には興味を持っています。もし興味がおありでしたら調べてみてくださいね。

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