
贅を尽くした太閤豊臣秀吉の手がけた桜が醍醐寺にはあります。
秀吉が花見をするために、各地から厳選された桜の木が醍醐寺の境内に植えられたのです。
天下人であった太閤秀吉の並々ならぬ情熱が注がれた桜を鑑賞できるのは醍醐寺ならではの魅力とも言えるのではないでしょうか。
醍醐寺というのは醍醐山全体の地域を呼びます。広大な境内には約1000本もの桜があり、春には鑑賞する人を愉しませるのです。
秀吉と同じように「醍醐の花見」を鑑賞することができます。
“神々の遊び”ならぬ“天下人の遊び”を体感できるのではないでしょうか。
私たちのために全て秀吉がお膳立てをしてくれているのですから感謝の気持ちすら湧いてきそうです。
有名な醍醐寺の桜2018の開花状況と開花予想と見ごろについてみていきましょう。
花見ライトアップ画像と駐車場の地図も紹介します。
醍醐寺の桜2018の開花状況と開花予想と見ごろは?
2018年のお花見や桜の鑑賞のためにもスケジュールを立てないといけませんね。
そのためにも昨年2017年の桜の開花状況も参考に見ておきましょう。
醍醐寺の2017年の開花日と満開日(参考:京都地区)
開花日:
- 3月31日
平年との開花日の差:3日遅い。
前年2016との開花日の差は8日遅い。
満開日:
- 4月7日
平年との満開日の差:2日遅い。
前年2016との満開日の差は5日遅い。
■平年値:30年間の平均値(1の位が1から始まるもので10年更新)
平年値:
- 開花:3月28日
- 満開:4月5日
2017年を平年と比較しますと、開花の時期は3日遅く、満開までには平年より2日遅いだけです。
開花から満開までの時間が平年より1日程時間がかかっているのですね。
2016年と比較を見ますと、開花は8日程遅くなっています。満開も5日程度遅いので、2016年を参考に満開の桜を狙って行かれた方は3部咲き程度だったかもしれません。満開の桜を狙って行かれた方にとっては7分先程度だったでしょう。
2013年頃からは全国的に桜の開花と満開時期が一週間程度早まっていますが、2017年に関しては平年とほぼ変わりらなかった様ですね。
参考:
さくらの開花:標本木のつぼみのうち、5~6輪の花が咲いた状態です。
さくらの満開:全体の花芽の80%以上の花が咲いた状態のことです。
2018の桜の開花満開状況の予想
2018年は低気圧のほか寒気の影響により、気温が低い日が3月の上旬までは続く見込みです。
つぼみから開花まではゆっくりとしたものとなることが予想されます。
しかし、3月下旬からは温暖な日が増える見込みのため、開花への速度は早まると予想されます。
開花は平年基準となりそうですので、醍醐寺の平年で考えますと、満開は4月5日頃になるのかもしれませんね。
2018年の醍醐寺の桜の見ごろの予想
見頃は4月上旬から中旬過ぎを目指すのが無難かもしれませんね。
下にも紹介しますが、桜の種類も多いですので開花の時期や満開の時期も異なります。3週間程度は境内に咲き誇る桜を堪能して頂けますので、それも考慮しておきましょう。
直近の天候にも左右されやすいのでスケジュール組み検討の参考になれば幸いです。
見ごろの予想:
- 4月上旬から中旬以降まで
醍醐寺周辺の桜2018の花見スポットとライトアップ画像
だんだんと陽が落ちてきて、醍醐寺・霊宝館の桜のライトアップが始まりました。辺り一面、幽玄な雰囲気を漂わせています。まもなくKBS京都テレビでオンエア開始です。https://t.co/EnJfAZSqAS#kbs_sakura pic.twitter.com/ps8wA3aPfj
— KBS京都 (@kbskyoto_web) April 3, 2016
醍醐寺はやはり京都の名所だけあって風情がありますね。
お寺と桜の相性は抜群だなと感じさせてくれるスポットですね。
■桜の種類:
- ソメイヨシノ
- カワズザクラ
- ヤマザクラ
- 八重ザクラ
- 枝垂サクラ
■桜の本数:
- 約1000本
■開園・閉園時間:
- 9:00~17:00(年中無休)
※発券終了時刻は閉門の1時間前となっています。各所への入場は閉門の30分前までとなります。
■お問い合わせ
- 醍醐寺:075-571-0002
世界文化遺産である醍醐寺の境内をバックに染井吉野・山桜・八重桜・枝垂れ桜などの数種類の桜が時期をずらして順々に咲き誇ってくれます。
3週間という比較的長い期間、来る人を楽しませてくれるのも流石は秀吉の手が掛かっただけあるなと感じます。
「醍醐の花見」は1日だけでは足りないのですね。
長期に時間が取れる方はなるべく沢山の桜の表情を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
醍醐寺のお花見の注意点:
- 混雑時の入場制限がかかる場合がありますので予め知っておきましょう。
- 都心のど真ん中ですのでお花見専用の駐車場はありません。
- 出店(でみせ)などはありませんので、お弁当などを持参するようにしましょう。
豊太閤大観桜行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)
毎年4月第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催されます。
慶長3年(1598年)に太閤秀吉が「醍醐の花見」を再現したもので、終日境内は賑わいます。
秀吉の在世時には秀頼や淀殿などの近親者、諸大名など約1300人を召し従えた盛大な催しだったと伝えられています。サウジアラビア国王が来日した時は1500人越えでしたね。
三宝院のオオベニシダレ
醍醐寺、三宝院のしだれ桜。 pic.twitter.com/ms7OTl3Cy8
— 京都卑食アカデミー@1/21こみトレキ11b (@NakamuraKomei) April 9, 2017
三宝院エリアの入場料金
入場料金:
- 600円
他には、「伽藍、金堂、五重塔エリア」「霊宝館」などがあり、各600円の料金となります。
- 2つのエリアで1000円
- 3つのエリアで1500円
「三宝院エリア」に入るとすぐにCMにも起用されたオオベニシダレがあります。
また、庭園も見事です。
「伽藍、金堂、五重塔エリア」での散策もオススメです。
金堂のオオヤマザクラも有名ですが、数種類の桜の鑑賞ができるのがいいですね。
醍醐寺に行けば色々と目移りしてしまいますが、これらを押さえておくだけで十分に楽しめますよ。
醍醐寺お花見の駐車場の地図とアクセス
醍醐寺へのアクセス
電車の場合:
- 地下鉄東西線醍醐駅から徒歩で約10分で到着します。
- JR山科駅から京阪バス約20分「醍醐寺前」下車徒歩ですぐに到着します。
車の場合:
- 名神高速京都東ICから約20分で到着します。
醍醐寺周辺の駐車場と地図
醍醐寺専用駐車場
駐車料金:
入庫後5時間 700円
5時間経過後は30分ごとに100円が加算されます。
営業時間:
9:00~16:20(花見の時期)
収容台数:
100台
アルプラザ醍醐駐車場
駐車料金:
入庫後2時間無料
2時間経過後は60分ごとに100円が加算されます。
入庫後、24時間最大で500円となります。
※ただし、24時間を超過すると60分毎に100円が加算されます。
営業時間:
10:00~21:00
収容台数:
地下1階・4階・5階・屋上に有料駐車場があります。
日によって異なります。
徒歩で最短約10分で醍醐寺に到着することができます。
醍醐寺周辺の桜2018のまとめ
秀吉が後世に残してくれた「醍醐の桜」をぜひ楽しんで下さい。
かつては猿と呼ばれ、草履持ちをしていた秀吉の、庶民の心を満たす演出を存分に味わうことができるでしょう。
“秀吉がホストとなって醍醐の花見をエスコートしてくれている”
そんな気持ちで醍醐寺の桜を鑑賞できるなんてさらにVIP感も出てきませんか?
花見の起源がこの「醍醐の花見」だなんて説もあります。
桜の下で酒をのんでのどんちゃん騒ぎがをしたのも秀吉が起源だとも言われているんですね。
現在の花見のベースを築いたのが秀吉って流石だなと思います。
お花見の季節にはお酒も美味しいかと思いますが、桜を愛でる気持ちで楽しくお過ごしください。
最後までお読み頂きありがとうございました。